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日本人の精神が世界を変えるのか?『マイケル・サンデル 大震災特別講義 私たちはどう生きるのか』

あの大震災から、あと少しで3カ月が経とうとしています。首都圏に住む私たちの暮らしはかなり落ち着きを取り戻しつつありますが、結局私たちはあの震災から何を学んだのでしょうか?あの、『ハーバード白熱教室』で日本でも有名なハーバード大教授、社会哲学者マイケル・サンデル先生の本をご紹介します。

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「震災直後の日本人の行動を海外の人々はどう受け止めただろうか。強盗も便乗値上げもほとんど起こらなかった。アメリカのハリケーン・カトリーナの災害の時に見られた現象が、日本ではほとんど起こらなかったのだ。この事実は外国人ジャーナリストの間で多くの感動を呼び起こした。例えば、ニューヨーク・タイムズの記事では、『日本の混乱の中での、秩序と礼節。悲劇に直面しての冷静さと自己犠牲、静かな勇敢さ、これらはまるで日本人の国民性に織り込まれている特性のようだ』と書かれている。」
「日本に向けて世界中の国々から差し伸べられた支援の手。そうした中には、過去に日本との間に緊張関係のあった国も含まれていた。経済的に非常に貧しい国々からの支援もあった。これは何を示しているのだろうか。もしかすると、今回の危機に対するグローバルな反応や支援の広がりは、コミュニティの意味やその境界線が変わりつつある、広がりつつあることを示しているのではないだろうか。これは、その兆しなのではないだろうか。より拡大したコミュニティ意識。そこに向けた始まりなのかもしれない。」

「私から日本にお願いしたいことがあります。今後、原子力をめぐって議論が起こると思いますが、その時には、率直に意見を交わし、お互いに敬意を払った議論を重ねて頂きたい。恐れることなく、避けることなく向き合ってほしいのです。
今、世界中の民主主義が苦戦しています。それは、ある種の空虚さに打ち勝とうと、もがいているのです。ここ数十年、経済の問題が政治や民主主義的な議論を押しのける傾向がありました。ですから、そうした国家で不満が溜まっていることは驚きではありません。政治と政党、政治家に対する不満です。これは、日本だけではないのです。ヨーロッパでもアメリカでもイギリスでも、政治の進め方に深いフラストレーションが溜まっているのです。
今回のことは民主主義に対する究極のテストだと思います。人々にとって最も重要な問題が、公然と敬意を持って議論できるかどうか。」

どうやらサンデル先生は、日本人の素晴らしい部分だけではなく、苦手な部分まで全てお見通しのようですね。頭の良さにびっくりします。
日本人は正しい議論が苦手で、自分の意見をはっきり主張すると言うと、相手の立場を無視した、どちらが正しい、の低次元な言い合いになってしまいますよね。それでは真実に近づくどころか溝が深まるだけです。脳を使うのが面倒くさいので、単純な二律背反の罠に陥るのです。
互いに率直に意見を言いながらもお互いに敬意を払って尊重し、真理に近づく正しい議論をサンデル先生の『ハーバード白熱教室』で是非学びたいと思います。

医療機関等を受診された被災者の方々へ

被災者の方々は、
1.平成23年7月1日から、保険診療を受ける際には、窓口での保険証(被保険者証)の提示が必要になります。
2.窓口負担が免除となるためには、一部負担金等の免除証明書の提示が必要になります。
ただし、「以下の市町村の国保に加入されている方」又は、「以下の3県の後期高齢者医療制度に加入されている方で保険証の住所が以下の市町村の方」については、当分の間、免除証明書は必要ありません。
岩手県(宮古市、大船渡市、陸前高田市、大槌市、山田町)
宮城県(女川町、南三陸町)
福島県(広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村、田村氏、南相馬市)

被災者の方々は、ご加入の医療保険の保険者への保険証や免除証明書の申請をお忘れなく!

日本歯科医師会の災害対策

「日本歯科医師会」というと、歯医者の利権を守るために活動しているイメージをお持ちかもしれません。

そこで、簡単に今回の震災時における日本歯科医師会の活動をご紹介します。

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● 3月11日震災当日、東日本災害対策本部を設立、4月13日には早くも7回目を数え、被災地を訪問、被災地区の状況を確認、被災地会員と意見の交換。

● 被災地での歯科診療に4月13日(水)~20日(水)の8日間で723名(歯科医師605名、歯科衛生士85名など)の歯科医療従事者が登録。宮城県には4月24日(日)までに50名を、福島県には4月23日(土)までに9名を派遣。以後も被災県の要請を受け次第切れ目なく派遣していく予定。

● 歯科診療車を被災地へ6台派遣。

● ご遺体の身元確認に170名、延べ540名を被災地及び警察庁の要請を受けて派遣。

この他多くの情報収集、救援活動に加えて通常業務もこなされ、畏敬の念を禁じ得ません。

 

最後に、「日歯広報」から、日本歯科医師会会長、大久保満男先生の言葉を一部紹介させて頂きます。

「今、この被災の中で、我々が被災(歯科医師会の)会員を支えているのではない。

自らが被災したにもかかわらず、ひたすら地域の人々のために尽くす被災会員の強い責任感によって、我々こそが支えられているのだ。

これからも長い戦いが続くだろう。

しかし、我々の『生きる力を支える歯科医療』という定義が、今こそ、この状況の中で試される。

被災者の復興に向けた生きる力を支え続けるために」

私も、「被災地での歯科診療」も「ご遺体の身元確認」も希望を出したものの、誠に残念ながら要請を頂けませんでしたが、自らが被災されながら大変過酷な環境の中でご遺体の身元確認の作業をされている先生方がいらっしゃることを知り、自分はこのまま何もせずに良いのだろうかという気持ちで希望を出したのでした。

 

それだけ大勢の歯医者が、被災地でお役に立ちたいと考え、希望が多かったのでしょう。

今後どのような方法での支援ができるかよく考えたいと思います。

 

 ↓ 大久保会長のご報告(クリックで拡大します)

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被災した方の医療機関の受診について

当院は、被災者の方が避難されている東京武道館のすぐ近くにありますが、被災した方は

1、被保険証なしで受信できます23041603.JPG

被災地の住民であった方は、氏名、生年月日等を申し出るだけで医療機関を受診することができます。

2、窓口負担の支払いは猶予又は免除されます

以下の方について、一部負担金等の窓口負担を医療機関で支払う必要はありません。

①災害救助法が適用されている被災地域の住民であり、

②以下の申し立てを行った方

   1.住宅が全半壊、全半焼又はこれに準ずる被災をした方

   2.主たる生計維持者が死亡したり、重篤な傷病を負った方

   3.主たる生計維持者が行方不明である方

   4.主たる生計維持者が業務を廃止・休止した方

   5.主たる生計維持者が失職し、現在収入がない方

   6.福島第1・第2原発の事故に伴い政府の避難指示・屋内退避指示の対象となっている方

     (福島第1原発から半径30キロ圏内) 

   ※地震発生後、被災地域から他の市町村に転出された方も対象となります。

 

 

 

私たちの町、綾瀬にようこそ

相原です。

当院は多くの被災者の方が暮らしている東京武道館に近いのですが、本日そこからの患者さまが見えました。

実際に被災者の方にお会いすると、なんてお声かけをしていいものか分かりませんでしたが、「慣れない暮らしで大変不便していらっしゃると思います。何か、足りないもの、困っていることはありませんか?」と伺うと、謙虚に「特にありません」と仰いました。今年から小学生になるお子さんも、近くの「綾瀬小学校」への入学が決まったそうです。

地震があったのは3月11日ですから、地元でもう入学する小学校も決まって準備もしていたさ中のことだったでしょう。

住所をみると、もう帰ることはないであろう所でした。

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第2の人生を、ここ、足立区綾瀬から力強く刻んで行かれることを切に願います。

私たちの町、綾瀬を、どうぞこれからよろしくお願い致します。

 

震災のご遺体の身元確認と、被災地での歯科医療の要請に希望を提出したのですが、誠に残念ながら、今のところ具体的な要請が来ておりませんので、自分に出来ることと言えば、やはり今まで以上に診療、勉強に精を出し、納税や寄付で貢献することしかないようです。

 

平成23年4月23日をもって東京武道館の避難所は閉鎖しました。避難されていた方は、都営住宅や旧グランドプリンスホテル赤坂に移動されたそうです。

非力ながら今後のご健勝をこころよりお祈りさせて頂きます。

Pray For Japan

相原です。
友人に教えて頂いた、メルマガに出ていたつぶやきです。
皆様、手を取り合って頑張りましょうrock

身元派遣要請

相原です。

地震からほぼ1週間がたってしまいましたが、この度の大震災に被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。 

そして、亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げます。

石原都知事の「天罰」発言は、どんな意図があったにしても許される言葉ではありませんが、この地震と津波の映像を見ると、自分の価値観が揺らぐのを感じます。

自分の家族の豊かな生活のために、患者さまに豊かな生活を提供する、そのためには休みなく勉強し、納得のいく診療をする、そのことに今まで何ら疑問を感じたことはありませんでした。

「歯科医師」というのは、基本的には生死に関係のない部分で生活の豊かさを追求する仕事なので、人を助け、社会に貢献する姿勢が伝わりにくかったと思います。

今回、私は警視庁と歯科医師会からの身元確認の派遣要請に参加希望の連絡を致しました。

命を救うことはできません。

しかし、ご遺体を遺族のもとに帰してあげることができます。

期間は1週間ほどです。

被災地に行って、満足な食事や寝る場所があるのか、毎日身元不明のご遺体のお口の中を調べるのはどれだけ厳しいものなのか、私には想像つかないことばかりです。

しかし、心の中では微力ながらお役に立てるかもしれないという希望が芽生えてきています。

患者さまにはご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

今参加しなければ後々後悔しそうです。

派遣される日時はまだ未定ですが、その1週間以外は通常通り診療していますのでご安心ください。

ご予約の方はお早めにお願い致します。

また、機会があればこのブログやニュースレター"Happy Life"で、歯科に限らずお役に立てる情報を提供して行きたいと思っていますので、引き続きよろしくお願い致します。